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zoom RSS ギターの弦の順番がEBGDAEの理由

<<   作成日時 : 2017/11/27 12:12   >>

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★本日は、「ギターの弦の順番」について考えてみます。

●ギターの弦の順番は、通常の場合は1弦から順に「E B G D A E」となっています。
6弦からだと順に「EADGBE」ですね。
なぜ、そのような順に調弦するのが一般的なのか?

たいていの場合、そういうものだと何ら疑問を感じることなしに済ませていることが多いと思います。
そこでその理由をテーマとして取り上げました。


●ピタゴラスが作り出した「五度圏」ですが、実は、ギターの弦の順番は、基本的に五度圏の考えがそのまま反映されていることに気づきました。


★ギターの弦の順番の由来は五度圏から
●ギターの弦の順番は、この順を基本にして考えられた。
五度圏の順番は、#や♭が付かない音は「F → C → G → D → A → E → B」、
以上の7音です。

※参考:五度圏の全ては、「F → C → G → D → A → E → B → F#(G♭) → C#(D♭) → G#(A♭) → D#(E♭) → A#(B♭) →(Fに戻る)」の12音です。ピアノでオクターブの中に白鍵7つ+黒鍵5つで合計12、数が完全に一致しています。

●音は7つありますが、ギターの弦は6つなので、五度圏の中から連続した音を6つ選びだすとすると、開放弦が#や♭は直感的に不便と感じるはずです。そこで#や♭を含まない音の連続は@FからEまでか、ACからBまでの2通りしかありません。それ以外は必ず#か♭の音が入ってしまいます。
@だと、Fからスタートした6つの音は「F-C-G-D-A-E」です。
Aだと、Cからスタートした6つの音は「C-G-D-A-E−B」です。
現在のギターのチューニングの基本は@に極近いので、こちらの方で考えてみます。

@を、そのままギターの調弦に当てはめると、
1から6弦までの調弦は、「FCGDAE」となり、ほぼ現在の調弦に近いですね。
違いは、1弦と2弦が半音違うという点です。

この調弦を、五度圏チューニング(または、6弦の方から見るか1弦の方から見るかで完全四度チューニング、完全五度チューニングにもなりますが、実態は同じ。)と言います。


★現在のギターの調弦の基本は「EBGDAE」
●現在のギターの調弦は基本的には「EBGDAE」ですね。
これを「ナチュラルチューニング」と言います。

※補足:特定の曲を演奏する上で別の調弦が演奏上好都合の場合もありますが、特殊な調弦はここでは考えません。
※補足:周波数の基本はA=440Hzですが、これ以外でチューニングしているケースはよくあるようですが、そのような違いはここでは考えません。

それでは、五度圏チューニングが採用されずに、現在一般的な「EBGDAE」のナチュラルチューニングになった理由は何なのか?


★ナチュラルチューニングと五度圏チューニングの違い
ナチュラルチューニングと五度圏チューニングでは1弦と2弦だけが違っています。
なぜでしょう?
次の3つの理由が考えられます。

●第1の理由 「4つのフレット」
・一般的な人の手でギターのフレットを無理しないで押さえられるのは4フレットまでです。
※参考:どんな世界でも、超が付く人はあまねく存在します。そのようなスーパー・超が付く人は別にして一般的に考えると4フレットが限度ですね。

・そこで、0〜3フレット(合計4フレット)で表現できる音の数をチェックしてみると、
<五度圏チューニングの場合>
6弦〜E、F、G 3音
5弦〜A、B、C 3音
4弦〜D、E、F 3音
3弦〜G、A   2音
2弦〜C、D   2音
1弦〜F、G   2音
合計 15音

<ナチュラルチューニングの場合>
6弦〜3弦 五度圏チューニングと同じ
2弦〜B、C、D 3音
1弦〜E、F、G 3音
合計 17音

つまり、ナチュラルチューニングだと17音表現できるが、五度圏チューニングだと15音で少ないことが分かります。

●第2の理由 「EとBの音の位置」
ナチュラルチューニングで0〜3フレット間で表現できる1弦と2弦のEとBが、五度圏チューニングだと大変不便な場所になってしまいます。
つまりEは2弦の4フレットに、Bは3弦の4フレットになってしまいます。
非常に抑えにくい位置で、これは、フレットを上げてセーハーしてみたときに実感できます。
このときは、5フレット押さえる必要が生じます。

この不便さは、何とかしたいですね。

※参考:セーハとは、一本の指・通常人差し指で、同一フレットの複数の弦を押さえること。例:Fのコードの人差し指で6本の弦を同時に押さえるなどのケース。

●第3の理由 「メロディとコードとリズムを同時に」
・ギターはリズムとメロディとコードを同時に表現できます。
リズムやメロディーだけなら、大概のチューニングに対応できますが、
コードを弾く際は同時に沢山のポジションを押さえる必要がありますのでチューニングは大きな要因です。

・1弦と2弦でEとBの音(転調した場合「ミとシ」の音)が出しにくいとコードの自由度が制限されます。
これは、五度圏チューニングの場合、CDEFGABCのうち、1弦開放弦の「F」と2弦開放弦の「C」の下音だけが半音の音程になっていることから生じるのですが、このままだと、コードが押さえにくいとたいていの人が感じるはずです。

・そこで、4フレットを使わずにEFBCが出せるように工夫すると、1弦と2弦を半音下げて、EとBにしようと考えるのは、経験上から生じる自然な流れの結果です。


★ナチュラルチューニングの誕生
その結果、(試行錯誤があったかもしれませんが経験的に)妥協の産物として、五度圏チューニングの1弦と2弦だけは半音下げた方が便利だと言うことになります。

かくして、五度圏チューニングをマイナーバージョンアップした結果「EBGDAE」のナチュラルチューニングが誕生したものです。

※参考:ナチュラルチューニングにすることで、ローコードだけでなく、ハイコードも超やスーパーが付かない普通の人でも無理なくコードを押さえることが可能になり、変化にとんだ複数の音を同時に出せるようになったのです。

以上が、ギターの弦の順番がEBGDAEの理由です。

※参考:ネット上で、ギターの弦が何故EBGDAE(またはEADGBE)なのかその理由などで色々と検索すると、
「そんなの決まってません、チューニングは自由です」とか「経験的にそうなった」など、私から見ると「これじゃあ回答になってない」と思ってしまいました。そこで、今回、自分なりに合理的な理由を考えてみました。

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