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zoom RSS 日本とは違う海外の数のとらえ方

<<   作成日時 : 2018/03/23 11:50   >>

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●数のかぞえ方は日本と海外とで同じか?
今まで私は少なくともアラビア数字を使用している国では、発音の違いを除けば、数のかぞえ方は共通だと、勝手に思い込んでいました。
例えば、「82」は日本では「80と2」と考え、それを日本語で発音する。
英語でも「80と2」でそれを英語で発音する。
他国も同様だと思っていた。

しかし甘かった。数週間前にフランス語の関係で調べていると、そこでは「80と2」ではなかった。
何と「20が4つ、と2つ」と考え、それをフランス語で発音していたのだ。
結果的には答えは同じ「82」だが、そこに至る過程が全く異なっていたのだ。
「82」を日本人とフランス人とでは全く異なる方法で理解していたのか・・・ということに気づき非常に驚いたのです。

そこで、色々な疑問が浮かんできた。
じゃあ、フランス語の他の数字はどうなっているのか?
他の国(ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデンなど)はどうなっているのか?
日本語と英語とでは同じ発想だと思い込んでいたが本当にそうなのか?
そこで調べてみました。

●日本語と英語とでも違っていた
日本語と英語とでは違うのは発音だけで、同じ発想だとばかり思っていたら・・・
「10から19までの数」については、日本語と英語とでは違っていたことに気づいた。
例えば「17」は、日本語では「10と7」だが、英語では「7と10」だったんだ。こんな身近なところにも違いがあったことを気づかなかったとは、なんてことだ!
でも「1から10まで」と「20から100まで」は共通だ。

英語と同様な発想の言語は、ルーマニア語、ノルウェー語、スコットランド語、フィンランド語、インドネシア語、クロアチア語がありました。

※なお、100以上の数字については、現時点では調べていません。これは英語に限らず以下の言語に共通です。とりあえず100までの数にについて整理出来た後の課題にします。
※また、スペルとその発音については省略します。数の理解の仕方、数の発想・捉え方について考えてみます。
※各国語の数を調べるのに大いに参考にしたのは「世界の言語の数体系」という高杉さんのホームページです。69種類もの言語が紹介されていましたが、その中から聞いたことのある言語をピックアップして調べました。

●ドイツ語では?
ドイツ語はフランス語よりは日本語的だが、でも違う!
最初の方に登場した「82」は、ドイツ人は「2と80」と考えてドイツ語で発音している。
小さい方(1桁目)の数字の2が先に来る点は日本と逆の発想だ。
この考え方は、他の数字「11以上」についても全て共通だ。
また、オランダ語もドイツ語と同じ発想だ。(発音は異なるが)
ここで気づきましたが、「11から19まで」の数の考え方だけは、英語とドイツ語とで共通でした。

●デンマーク語は? うわぁ〜すごい
いやあ〜色々な考え方があるんですね、デンマーク語は驚きです。
「1から20まで」は何故か日本語と同じ発想。(例: 18は10と8)
「21から49まで」はドイツ語と同じ発想。(例: 41は1と40)
驚くのは50からだ。「50」は「2.5×20」と考え、「51」は「1と2.5×20」の発想が「59」まで続く。
「60」は「3×20」と考え、「61」は「1と3×20」の発想で「69」まで続く。
おお〜これは頭が痛くなりそうだ。
「70」は「3.5×20」と考え・・・70以降は上に準ずる。
同じように「80」は「4×20」、「90」は「4.5×20」で「99」まで続く。
「100」はようやく日本と同じ発想。
何故か「20」という数字には特別な意味がありそうだ。
とりあえず、先を急ごう。

●スコットランド・ゲール語・・・英語と違うの?
ここも複雑だ。
「39」までは英語と同じ発想だが、「40」から英語とは異なる。
「40」は「2×20」で、「41」は「2×20と1」の発想で「50」まで続く。(50は2×20と10)
さて「51」だが、「2×20と(1と10)」と考える。この発想が「59」まで続く。
「60」は「3×20」、「70」は「3×20と10」、「80」は「4×20」、「90」は「4×20と10」、「100」は英語と同じ発想。
ゲール語も「20」に特別な意味がありそう、ただデンマーク語と違うのは掛け算に「 2.5、 3.5、 4.5 」の発想が無いことだけだ。

●ラテン語
先に述べておくと、28・29、38・39、・・・88・89、98・99には2種類の発想がある。
例えば「28」は@日本語と同じ「20と8」の発想と、Aラテン語以外にはない「30から2(少ない)」の発想だ。しかしなぜか、18・19については「20から2」・「20から1」の1種類しかない。
「〇8と〇9」以外の数字については、英語と同じ発想だ(11から17以外は日本語と同じ発想でもある)。

●イタリア語は日本語に近いけど・・
イタリア語は、ラテン語のホームグラウンドなのでラテン語に近いかと思いきやさにあらず、「11から19」以外は、日本語や英語と同じ発想だ。
「11から16まで」は英語と同じ発想(例: 16は6と10)、「17から19まで」は日本語と同じ発想(例: 17は10と7)。
なぜ、中途半端な「17から」日本語と同じ発想に変化するのか不思議な気がする。アメリカと日本の両者に配慮した?いやいやそんなはずはあり得ない!

●スペイン語はイタリア語は近い
非常にイタリア語に近い(ということは英語や日本語にも近い)。
イタリア語と違う点は、「15まで」イタリア語や英語と同じ発想(例: 15は5と10)だが、「16から」日本語と同じ発想(例: 16は10と6)になる。この点以外はイタリア語と同じ発想になっている。
16から発想が変化している(イタリア語は17から変化だが)。

●フランス語
「69まで」はイタリア語と同じ発想だ。
フランス語を勉強した人なら大抵の人が経験しているらしいのが、「70から」の数え方が独特な点だ。
「70」は「60と10」の考え方になる。「71」は「60と11」となり、この発想が「79」まで続く。
しかし「80」は「4×20」で「81」は「4×20と1」の考え方が「96」まで続く(最後の部分が1から16まで増えていくので96は「4×20と16」)。う〜ん難しい。
そしてなんと「97」は「4×20と10と7」になる。なぜここで急にこうなるの?「98と99」にも同じ発想が適用される。「100」は日本語と同じ発想。
「20」という数字はここでも特別なようだ。さらにイタリア語でも登場したが「16」にも特別な意味がありそうだ。

●トルコ語で安心
今まで複雑な発想が多く登場したが、トルコ語はホッとする。日本語と同じ発想なのだ。何故か嬉しくなる。
同じような発想の言語には、スウェーデン語、ハンガリー語、ベトナム語、タイ語、中国語、広東語があった。

●古来の日本語は
日本には漢語読みの「いち・に・さん・・・」と、最近はマイナーになりつつあるが古来からある純日本語の「ひい・ふう・みい・・・」あるいは「ひとつ・ふたつ・みっつ・・・」がある。
純日本語の数のかぞえ方は、現代の数の数え方と同じ発想だ。発音が純日本風なだけだ。
ちなみに「10」は「とを」、「20」は「はた」、「30」は「みそ」、「40」は「よそ」、「50」は「いそ」、「60」は「むそ」、「70」は「ななそ」、「80」は「やそ」、「90」は「ここのそ」、「100」は「もも」と発音する。
30以上は「〇そ」と「そ」が付く点が共通している。10以上の純日本読みはめったに使わないが、どこかで聞いたような発音が多いと思う。20歳(はたち)、30歳(みそじ)、百恵(ももえ)など。
上に紹介した10刻みの読みにの間の読み方だが、例えば、「82」は「80と2」だが、これを純日本語読みで「やそ・あまり・ふたつ」と「あまり」を挿入して読めば良い。例外はない。といっても丁度「30」などはあまりがないので付けないのは当然だが。

折角の機会なので、純日本語の100以上の数についても100刻みで紹介すると・・・
「200」は「ふたもも」、「300」は「みもも」、「400」は「よもも」又は「よほ」、「500」は「いほ」又は「いつほ」、「600」は「むほ」又は「むもも」、「700」は「ななほ」、「800」は「やほ」、「900」は「ここのほ」と読む。
ただし、「〇〇ほ」は旧仮名遣いなので発音は「〇〇お」になる。
おそらく、100以上の大きな数字を使うことはほぼ無かったと推測されるが、「千」は「ち」、「万」は「よろず」でもう無数とかの非常に大きな数を意味していたようだ。

●日本語の読み方は数学に強い
日本語の数の読み方は、桁の大きな数字から順に何も考えることなく単純に読めばいいので、数学向きの読み方=発想と言える。
以前、石原元都知事がある国の言語は計算に向いていない発言があった。国の名前は伏せておくが、その国の大使から反論があった「私の国では計算ができない人はいない」と。その当時は特にその意味することを考えていなかったが、「82」を82と認識し理解する過程で、頭の回路の中では色々な作業をしていた国があることを知り、驚いた次第だ。
計算ができる・できないの問題ではなく、いかに早く合理的に計算ができるかなのだが、これをパソコンで言えば、レスポンスがいいか悪いかは重要な問題だ。
計算するだけならどんなパソコンでも計算できる、計算が出来なければそれはコンピュータとは言えない。
効率が悪い数のかぞえ方の国の学生が他国に留学して、こんな風に数をかぞえる合理的な方法があったことを初めて知り、非常に驚いたとの話がある。

※「世界の言語の数体系」のホームページの下欄には次の趣旨のことが書かれていました。
「同じ教育環境で比較すると、英語で考えるよりも中国語で考えるほうが能力が高い。その理由は言語の不規則な数体系に原因があり、子供の数の能力に悪影響がある」との報告がある。
ということは、英語よりさらに複雑な数のかぞえかたの体系の言語にはもっと大きな影響があると推論できそうです。中国語の数体系は日本と同じなので、これは日本についても同じことが言えると思います。

●ローマ数字はデザイン向け
以上の話は、アラビア数字を前提にしていたが、ローマ数字では計算不能に近い。
ご存知の通り、アラビア数字は数学用の記号であって、文字ではない。アルファベットには含まれない記号の一種だ。
それに対し、ローマ数字は記号ではなく、アルファベットの文字そのものだ。
「1」は「I」、「10」は「X」、「100」は「C」、「1000」は「M」で、その途中に「5」は「V」、「50」は「L」、「500」は「D」のアルファベットを使う。
この7文字だけを組み合わせて使って書き表す。10進法の数を表すのに7種類の文字しかないので計算に無理があることが、これだけでもうすうす分かると思う。
ちなみに、この7文字では最大「3999」(=MMMCMXCIX)までの数しか表記できない。
(※理由: 同じ文字を4つ以上使えない法則があり、Mを4つ続けて使えないので4000を表記できない。かつ5000を表す文字を決めていないので、4000を表記できない。なお、時計には例外的に4をWでなくIIII(Iを4つ)を使っているものがある。)
計算以前の問題として、例えば「MMXVIII」がそもそもどんな数を表しているのか理解するのに時間がかかる。(これは2018を意味しているのだが・・・解読するのに苦労する。)
「CCXCIX+MMXVIII」(299+2018なのだが・・・)とても計算する気になれない。
現代においては、ローマ数字は時計や看板などのデザイン的な使い方、あるいは特別な数(何とかW世とか、XXI世紀とか、第Z章とか、ゲームのタイトル〇〇XIとか)など比較的小さい特別な数を表記するのに使われる程度で、計算用には使わない。
なお、日本語の「一・ニ・三・・・」も記号ではなく文字だが、ローマ数字と違いちゃんと10進法に対応している。計算向きではないがローマ数字ほど難しくはない。
昔は「壱・弐・参・・・」と表記した時代もあったが、現在ではほぼ使われなくなった。以前は領収書とか小切手などに改ざん防止の意味でよく使われていたようだが・・・(四以上の漢字は知らないので省略。)

●二進法の国がある
ぜひ紹介したかったのですが、矢野健太郎氏の著書「数学物語」によると、オーストラリアとニューギニアの間の未開の島々に住む人達の中には、
「1」は「1」
「2」は「2」
「3」は「2と1」
「4」は「2と2」
「5」は「2と2と1」
「6」は「2と2と2」
と数える人達がいるとのことです。
これって、今風に言えば「2進法」ですよね。
「1と2」を「0と1」に置き換えると正にそうなります。
でも、残念なことに「7」が分かる人はほとんどいないそうです。

※余談: かなり昔の話だが、2進法のプログラム(マシン語)を16進法で入力していたことがある。16進法なので16種類の数字が必要。「0から9まで」の10種類の数字はOKだが、9の次の数字に10は使えない(16進法の10は桁が2桁なので16を意味する)。残りの6つはアルファベットの「aからfまで」の6つの文字を10から15までの代わりに使った。10進法の10は16進法のaに、11はbに、・・・15はfにと。さらに16進法の数字を2つセットで使うので、数字2文字で表現できる情報量は16×16=256ビット、つまり1バイト。今でもRGB色の指定などに使っているのを見かける。

●「20」が特別な理由
上の方で、「20」を基準にしてその倍数で数を考える国があることに触れました。
その理由は、一人の人間で表現できる数が、両手で「10まで」、さらに両足を使うと「20まで」に由来しそうです。
一人の人間で表現できる「20」が限度でこれで一区切り・・・の発想がさらに大きな数のかぞえ方に反映している。
・デンマーク語では「50」以上が「○×20」の発想、
・スコットランド・ゲール語では「40」以上の数が「○×20」の発想、
・フランス語では「80」以上が「4×20」の発想、
・グルジア語では「30」以上が「○×20」の発想
になっています。
この発想は紙に書かれた数字には直接現れないけど、見えない頭の中では日本人とは違う方法で数を捉えて理解していることを意味します。

●英語の「ティーン(ズ)」は「13〜19歳」
英語の「ティーンズ」は、日本語の「10代」とは別になります。
ティーンズは13〜19歳までです。「〇 teen」は13から19までの数になります。
※なお、12歳以下(〜9歳まで)はプリティーンとも言います。(他の表現もあり)
11と12にはなぜティーンが付かないのか?11と12はここだけは古い英語に由来するらしく、意味的には「1と10」、「2と10」になるようですが、なぜ、12までが特別だったかは、様々な場面で12までの数が頻繁に使われていたいた名残に由来しそうです。
これはノルウェー語、スコットランド語にも当てはまります。

●イタリア語・フランス語・スペイン語の17・16からの変化の理由は謎
英語の11と12に古い形が残っているのに似ているが、イタリア語とフランス語には11〜16に古い言葉の名残があり、スペイン語には11〜15に名残がありますが・・・
この辺りの国はラテン語の影響が強かったわけですが、ラテン語では18と19の発想が17までとは異なり、ピッタリとは一致しません。概ね一致すると寛大に考えればですが、少しウヤムヤの気がする。
きっと、その辺りを研究した書物があるんでしょうが、・・・今後の課題ということで。

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