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zoom RSS 「キラキラネーム」命名の元祖の鴎外

<<   作成日時 : 2018/08/11 09:24   >>

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●真名と仮名
先日読んでいた、キラキラネームに関する本に書かれていたのだが、
以前は、漢字のことを真の文字の意で「真名」(まな)と言い、それに対し、仮の文字の意で平仮名・片仮名のことを「仮名」(かな)と言ったらしい。

へぇ〜!そうだったのかとの驚きとともに、「マナカナ」という双子のタレントのことが頭に浮かんだ。

●タレントの「マナカナ」
「マナカナ」とは、大阪の女性タレントで、双子の姉妹だ。
三倉茉奈、三倉佳奈と書くようだ。
過去にNHKの朝ドラにヒロインとして出演したことがあった。
現在でも、土曜日のNHKのTV番組「バラエティー生活笑百科」に茉奈さんが出演しているのをたまに見かける。
双子なので、見ただけではどちらが姉・妹なのかよく分からない。
そっくりなので、おそらく二人が入れ替わっても、私は気づかないと思います。
そもそもどちらが茉奈さんだか最初から分かっていないので覚えられる訳がない。
分かるのは、二人合わせて「マナカナ」で可愛かったということだけ。

後で調べたら、茉奈ちゃんの方は、朝ドラに3回(ふたりっ子、だんだん、べっぴんさん)も出演しているとのこと、・・・う〜ん、べっぴんさんは見ていたけど気づかなかったなぁ。

●もしかして「真名・仮名」から?
二人の名前は、もしかしたら、「真名・仮名」のセットの言葉を意識して、でもそのままではちょっと抵抗があるので、可愛らしい漢字に変えて命名したのカナ?。

推測の域は出ないけど、「かな」ちゃんと、「まな」ちゃんは、それぞれが別々の命名ならよくありそうな名前だが、その二つの名前がペアで使われているのは、単に偶然とは思えない。
親なら、双子の二人の名前を付けるときは、それなりに意識的に関連する何らかの意味がある命名をするはず、と思うのです。
「真名・仮名」はその条件としてピッタリです。

まあ、この推測が当たっていようが、ハズレであろうが、真剣に考える問題ではなさそうです。
ただ、そう考えると、妙に納得が出来る、と感じた次第です。

●「漢字」が「真名」だったとは・・・
双子の名前の件はさておき、平仮名と片仮名の「仮名」が仮の文字の意味だったとは、知って驚きました。

それまでは、「漢字」に対して「仮名」が存在すると思っていた。それ以上のことは考えもしなかった。
まさか、漢字のことを「真名」と言う言葉が存在するとは知らなかった。
なお、「真名」は「真字」とも書きどちらも「まんな」・「まな」と読むそうです。
「ま」は真正、「な」は文字の意で、「真字」が、同じ発音の→「真名」に変化したもの。

「仮名」についても当然のことながら同じで、「仮字」から→「仮名」変化したもので、どちらも「かんな」・「かな」と読む。

そういう状況は、今回初めて知ったのですが、そもそも、知らないのは私だけだったのかも? (それすらも分からないですが・・・なお、以上の話はキラキラネームとは関係ありません。)

●キラキラネームのルーツは古くから
冒頭に登場した本は、伊東ひとみ著「キラキラネームの大研究」ですが、その本には明治時代の著名人のキラキラネームが紹介されている。
多数紹介されている中で、最も印象的だったのが、森鴎外(1862-1922)の子供達の命名です。

「キラキラネーム=DQNネーム」の公式が成立する例が多い中、森鴎外が付けた名前がたとえキラキラネームだとしても、この公式が全く当てはまらないと思いました。

●森鴎外が付けたのキラキラネーム
・森鴎外は遺書に「森林太郎トシテ死セント欲ス」(森林太郎として死にたい)、との遺書が東京文京区の記念館に展示されている。
鴎外の墓は、正面から見ると一切の称号や戒名がなく「森林太郎墓」とだけ大きく刻されている。

林太郎は森鴎外の戸籍上の本名で、実名は高湛、号が鷗外とのことです。
※「鴎外」の正確な表記は「鷗外」だが、「鷗」は環境依存文字なので「鴎」の文字での表記が多い。

・では、キラキラネームの元祖とも言われる鴎外が命名した子供達の名前を見てみよう。
長男: 於菟(おと) :医学者
長女: 茉莉(まり) :エッセイスト
次女: 杏奴(あんぬ) :画家・エッセイスト
次男: 不律(ふりつ) :生後まもなく病死
三男: 類(るい) :画家

・これを見て、どこがキラキラネームなのか分からないかも知れない。
もしかしたら、いかにも明治の古風な名前だと感じた人もいるかもしれません。

・実は、これらの名前は、
@国際化を見すえ、外国人にも馴染みやすい名前になっている。
A長男については、使用した漢字は、中国の儒教の経書の一つ「春秋」に由来する。(他は不明)

・具体的に説明すると・・・
@の国際化について
五人の名前は、「オットー」(Otto)、「マリ」(Marie)、「アンヌ」(Anne)、「フリッツ」(Fritz)、「ルイ」(Louis)と言う欧米では超有名な人物名にちなんでいる。

鴎外は、東大医学部卒業後、軍医となり、軍医としてドイツに留学した。
留学先のドイツでは、自分の名前の本名の「林太郎」が正しく発音してもらえず、自分の経験から、海外でもちゃんと発音されるようにと、子供達にはドイツでポピュラーな名前を付けたらしい。

Aの「春秋」に由来について
長男の於菟(おと)についてですが、「おと」なら他にもいろいろな漢字がありそうですが、なぜわざわざ難しい「於菟」になったのか?
「於菟」は「楚」(中国の古い国の名)では、「虎」のことを「於菟」と言った。
その言葉が登場する古典には「穀於菟」と記されており、その意味は「虎に育てられた男」の意味で、「於菟」の名はここに由来している。
何と、実は長男は、寅年生まれだったのだ。「於菟」には単に「オト」(Otto)の当て字ではなく、生まれ年の虎をも意味していたという深い理由があったようだ。しかも「虎に育てられた男」のイメージからは強くたくましい男の名前として、見事な名前だ。奥が深くて感心します。

・長女・次女の名前も意味ありそうな気がする。
※茉莉: モクセイ科ソケイ属のジャスミンののこと。サンスクリット語のマリカーが→中国で茉莉花・茉莉に。
※杏奴: 「長女がマリで+次女がアンヌで」=マリアンヌ(フランスを象徴する女性像で、18世紀に広く使われた名前)で長女・次女の名前の組み合わせとして考えると見事だ。

・なお、鴎外の命名に対する考え方は、長男の於菟も、次の代の孫たちも受け継がれ同様の命名がなされている。

・鴎外は、幼い頃から漢書やオランダ語に秀で、現・東大医学部(予科)に12歳(年齢を14歳に水増し)で入学している。天才ぶりは半端ではない。
キラキラネームの元祖的存在と言えるかもしてないが、DQNネームではないことが理解できると思う。
知識と教養にあふれる超エリートな鴎外が、キラキラを求めたのではなく、子供たちの将来を考えた哲学的な思想に由来して名付けた名前だ。鴎外とDQN親の間とでは、次元が異なるようだ。

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