デンドロビウム属(ラン科)で使う用語

デンドロビウムの文献などで使われている用語
ラン科のデンドロビウム属の原種の収集・栽培していた時に、デンドロビウムの文献などで使われている用語をまとめました。

特にデンドロビウム属を意識してまとめましたが、ラン科の植物にも一般の植物にも共通で使えるはずです。
最後の日本語の部は、主にラン科で使用される用語です。

※文中の 「L/〇〇」 の「L」はラテン語の意味です。
plant-2493648_1920.jpg
MUhuanによるPixabayからの画像




ab
/// A・B ///
acerose:  (葉の形が)針形
acuminate: (葉やセパル等の)鋭尖頭、先端の形が尖るまで細まっている
acute: (先端の形が)鋭頭、広く細まっている
adnate: 他の同種の植物に全体が付着する
aff:  (L/affinis)類似の、きわめて近い
al.: others、他
alliance: ~の仲間
antelope:  かもしか(例:アンテロープ類はカモシカの角の形をしたデンドロビウムの仲間)
alternative name: 代替名
analysis: 解剖図
anther: 雄ずいの花粉が生ずるところ
apex: 葉、苟、茎又は花の先端
apical: 先端、頂点の
apiculate: (先端の形が)「acuminate」よりは少し広く細まっている
arcuate: 弓形の
Article: (国際藻類・菌類・植物命名規約、旧・国際植物命名規約の)条項
as used by: ~に使用された場合の、~が使用した
auct.non.: (誤用名の引用に用いて)原著者の指定したタイプと異なる
author: (学名の)著者
autonym:  自動名、オートニム(種名の下に変種が設けられると、その時点で今まで種形容語しかなかった種にも自動的に種形容語と同じ変種形容語が付く。)
axil: 葉腋(ようえき)、葉が茎に付く上側の部分
axillary: 葉腋から生じる花のこと。

basionym: 基礎異名。原作の名前:最初に使用された種形容語
basal: バルブなどの基部の
binary combination: 二名組合せ(属名+種形容語の組み合わせ)
binary name: 二名法名(属名+種形容語による種名)
binary nomenclature: 二名法(属名+種形容語による命名法)
binominal: 二名の
botanical: ラン生産者が使う用語で、小さい花の種又はあまり栽培されない種のこと。
botanist:  植物学者
botany: 植物学
bract: 苞、花序の基部につく小さい葉、又は葉のような構造のもの
BS: (ブルーミング サイズ) 開花株。開花可能な大きさの株のこと。1年以内に開花できる見込みの株つまり花芽を付けられるの意。
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cd
/// C・D ///
callus(単),calli(複): 細胞の塊により生ずる突起
canaliculate: 溝、縦の溝のある
cane: (サトウキビや竹のように節のある)茎
capsule: 乾いた果実、成熟して割れ目から種子を放つ
caudate: (先端の形が)非常に細長くなっている
cell: 細胞
channel: 溝
character: 形質
ciliate: (葉辺の形が)毛で縁取られている
circumscription: (分類群の)範囲
citation: 引用(他の文献から種名等を引用することで、通常は種名等+著者・年等がセットで引用される)
class: 綱
classification: (収集、同定、命名を含む)分類
clavate: 棍棒状の(上部が太い)
claw: 基部が非常に細い
cluster: 群がる
columm: ランの花の中央部にある雄ずい、花柱や柱頭が結合したもの、雌と雄の生殖器が一緒になって発達した構造物
combination: (名前の)組合せ(属名+種形容語等)
comb. nov.: combinatio nova、(名前の)新組合せ(過去に発表された属名+種形容語の組み合わせ等を変えること)
concave:  凹面の、くぼんだ、(convexの反)
connate: 合着した
conserved name: 保存名(nom.cons.)
conspecific: 同一種の
conspicuous: 目立つ、異彩を放つ
convex: 凸面の、中高の、(concaveの反)
convoluted: 片巻きの
cordate: (葉の形が)心臓型
corolla: 花冠(花全体をまとめて呼ぶとき)
correct name: 正名
crest: 冠毛、羽根飾り、tepalsの飾った隆起
crisped: 葉やtepalの縁の不規則な波だち
cultivar epithet: 栽培品種形容語
cv.: (L/cultivarietas)cultivar.栽培品種(現在は使わない。)

deciduous: 落葉性
deflexed: 下方に鋭く曲がった
dentate: (葉辺の形が)歯牙、鋭いが角度の大なる歯
description: 記載、記載文
designation: (タイプの)選定
diagnosis: 判別文。生物を区別する特徴を簡潔に述べること。(diagnoses,diagnostic)
dilate: 広がる
disc: A fleshy structure on the labellum、リップ上の肉厚の構造部分
distinct: 異なる
division: 門
dormant: 休眠の
dosal: 後ろ又は外側の意味
duplicate: 重複標本
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ef
/// E・F ///
earlier homonym: 先行同名
effective publication: 有効発表、有効出版
e.g.: (L/exempli gratia)for example、例えば
element: (分類群の)要素
elliptic: (葉の形が)楕円形、側は曲線で上も下も同じように細くなり中央部が最大の幅。ellipticの中で、より幅が広いのはround→circular、orbicularとなる。
emarginate: (先端の形が)凹頭、深い切れ込みがある
endemic: 一地方に固有の
entire: (葉辺の形が)全縁、なだらかでギザギザや分割がないもの、切れ込みのないもの
epichile: 基部から遠いときのリップの末端の部分
epiphyte,epiphytic: 着生植物(寄生ではない)
epithet: 形容語
et: &、and、および

f.: (L/filius)son、息子
fairly: ほどよい、適度な
family: 科。分類学上の自然な集団で、その中には似た特徴によって組み合わされた1つ以上の属がある。
fancy name: 好みの名
fide: (人名)によれば
figure: 図
fimbria(単),fimbriae(複): 長く糸のような(髪の毛よりも太い)突起
fimbriate: (葉辺の形が)細かい突起がある
fleshy: 多肉質の
floriferous: 多花性
flush: ~色に染まる
foot: コラムの基部
form: 品種
fusiform: 紡錘形、中央部が太く両端が細い
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gh
/// G・H ///
gender: 性(属名・種名には性がある)
generic: 属の
genus(単),genera(複): ①属、②分類学上で科を区分したもの、似た特徴を持つ1つ以上の種で構成される。
glabrous: 毛のない、なめらかな
groove: 溝

habit: 特性
habitat: 生育地。生育場所(苔むした森、日当たりのよい草原、砂地、海辺の木など)生育環境。(it dwellsに対応する場所、他にanoun indicating, place of grows, it grows, it occurs, it loves, it in habits )
harbal: 植物誌
harbalist: 植物学者
harbaria(-rium): 植物標本集(室)
hastate: (葉の形が)戟(げき)形、三辺がへこんでいる三角形
holotype: The specimen used or designated,by the author of aname,as the type of species 正基準標本。名前の著者が、種のタイプとして用いた又は指定した標本
homonym: 同名。異物同名。
homonymy: (異なるタイプに基づく)同名であること
horticulture: 園芸
humidity: 湿度
hybrid: 雑種
hypochile: リップの基部
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il
/// IーL ///
ICBN: International Code of Botanical Nomenclature、国際植物命名規約(旧名)
ICN: International Code of Nomenclature for algae, fungi, and plants、国際藻類・菌類・植物命名規約(2012年~)
identification: 同定
illegitimacy: 非合法であること(命名規約の規則に従っていないこと 規約違反)
illustration: 図解
incurve: 内側に曲がる
indicate: 述べる
inflorescence: The flower or flower cluster of a plant (including the penducle, brct rhachils, pedicels and flowers).花序、花が茎についている花の集合の状態のこと。A stem bearing a flower or flowers.花軸。the flowering portion of the plant.
internode: 節間
invalid name: 無効名
involucre: 総苞、花軸(主にその基部)にある小形の葉
isosyntype: アイソシンタイプ、副等価基準標本
isotype: アイソタイプ、副基準標本

keel: 中央の縦の隆起
keiki: 成熟した茎からでた小苗
key: 検索表

labellum: リップ、唇弁
lamella: ひだ、薄片
lanceolate: (葉の形が)披針形
lateral sepals: ラン花の側にある1組のセパル
Latin name: 学名
lectotype: レクトタイプ、選定基準標本
legitimate: 合法的な
linear: (葉の形が)線形
lip: 弁唇
lithophyte,lithophytic: 岩の上に生息している
lobe: 裂片
lobule: 小裂片
locality: 生育地
longitudinal: 縦の
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mn
/// M・N ///
mentum: セパルとコラムの脚部とが合着したものでリップの基部と顎のように接続している
meristem: 分裂組織
misapplication: 誤用(タイプを含まない学名の適用)
modification: 修正、限定
moniliform: 数珠のような
monopodial: 単茎性。茎の先端に成長点をもち、何年にもわたり上に伸びつづけ、花は葉腋につける。単軸分枝。
montane: 山部
mucronate: (先端の形が)微凸頭、ちょこんと尖っている
muricate: 微細突起

name、nomen: 学名(nom. alt. 代替名. 、nom.conf. 混同名、nom. cons. 保存名、nom. dub. あいまい名、nom.illeg. 非合法名、nom. legit. 合法名、 nom. nov. 新名・公認代置名、nom. nud. 裸名、nom. rej. 廃棄名、nom. superfl. 不要名)
neotype: ネオタイプ、新基準標本
NBS: (ニア ブルーミング サイズ)ネクスト ブルーミング サイズ、一作開花株とも言う。適切な環境下で1年もしくは1回の成長期を過ごせば開花株になる見込みの株。
node: 葉が茎に取りついている部分のこと
nomenclature: 命名法
nomenclature type: タイプ
nomen nudum: (nom.nud.)、記載文・判別文なしで発表された名前
nomen novus: (nom.nov.)、(旧名のタイプに基づく)新名、公認代置名
non: not
nothotaxa: hybrid taxa、交配分類群、(-genus,-species)
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oq
/// OーQ ///
obcordate: (葉の形が)倒心臓形、先端の広いところがハート型をした
oblanceolate: (葉の形が)倒披針形
oblong: (葉の形が)長楕円形、側はある程度の長さがほとんどまっすぐで平行で終わりは急に細くなる。oblongの細いのがlinear→cultrate、lorate。
obovate: (葉の形が)倒卵形、側は曲線で中央部より上が最大幅、つまり、逆さまの卵形で先の方が基より広い。obovateの細いのがoblanceolate。
obtuse: (先端の形が)鈍頭、丸まっている
orbicular: 球状の、円形の
oval: 広楕円形
ovary: 子房
ovate: (葉の形が)卵形、側は曲線で中央部より下が最大幅、つまり、先端がとがって基部の方が太い。ovateの細いのがlanceolate。
ovoide: 卵形をした立体の

pappilla(単),papillae(複): 葉や花の表面の小さな肉厚の突起
papillose: papillaeを生じる
pedicel: 個々の花を支える茎:花柄(花柄には花が1つ、花軸には花が複数):小花柄:花序の中の個々の花の軸
peduncle: 花序又は単独花の茎:花軸(花軸には花が複数、花柄には花が1つ)。花序(単独花を含む)の軸。
perianth: 花被:セパル(がく)とペタル(花弁)を合わせていうときに使用する
petals: 花弁:6つの花被の内側の3つのうちの2つで3つ目はリップ
pistil: めしべ
pollen: 花粉
pollinium(単),pollinia(複): 花粉粒が合着して出来た物体
position: (ある分類群の分類体系上の)位置
possible: ~と思われる、おそらく~であろう
praemorse: (先端の形が)ぎざぎざになっている
preserve: (名前を)保存する
priority: (名前の)先取権、優先権
prove to be: ~が判かる、~となる
protuberance: 突起
pseudobulb: ふくらんだ茎、又は茎の基部
pseudobulbous stem: A thickened stem.太った茎。
puberulent: 少し毛がある
pubescent: 軟毛がある
publication: 発表、出版、公表
quadrate: 正方形
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rs
/// R・S ///
raceme: 分支していない花序
rachis: 花軸
rank: ランク、階層
recurved: 反り返る
reference: 出典引用、引用文献
resistration: 登録
resupinate: 花軸又は子房が180゜捻れているためリップを下に持つ
retuse: (先端の形が)微凹頭、中央部に浅い切れ込みがある
rhizome: 根のような茎で地面や他の表面を這う、根を下方に出し、枝や葉や花のシュートを上方に出す、葉や鱗片やつぼみの存在により根と区別される。(地表茎)
ridge: 隆起
riged: 背筋
rugose: 皺がある
rugulose: 少し皺がある
rupicolous: 岩上に生育する

saccate: 袋のある、袋状の
sagittate: (葉の形が)下辺がへこんでいる三角形
scape: ロゼット状の基部の葉から直接伸びた葉のない花軸
scarious: 薄くて乾いて膜状の
secund: 一方向だけを向く:花の配列が1列になっている
section: (L/sectio)、節、断面
segment: 切片(花弁、がく片):花びら
sens.: (L/sensu)in the sense of.
sepals: がく。顎片。花被の外側の3つ。
septate: 仕切で区分される
sessile: 花柄がないこと
setae: 剛毛
setose: (先端の形が)針のように細まっている、剛毛の多い
sheath: 葉の株で茎をしっかり包んでいるもの、花茎を包みは花を支える苟にも使う、葉鞘
sinuate: (葉辺の形が)深波形、深く波をうっている
sp.: (L/species)species
sparkle: 光沢のある
spathaceous: 大きな苞が生じること
spathe: 花序を包む大きい苞
spathulate: (葉の形が)へら形(しゃもじ形)
species: 種。1つ又は複数の異る特徴により、他と区分された植物又は植物のグループ。
spherical: 丸い、球状の
spindle: 紡錘
split: 裂く、割れ目
spur: 距、側萼片が合着した長い管状の突起のことで、その内側にリップの基部がコラムの足部と接続している。
stamen: 雄ずい、雄しべ
stalk: 軸、柄、茎
stelidia: コラムの歯
stigma: 柱頭
streak: 筋
striate: 筋
style: 花柱
subquadrate: 少し四角い
subsimilar: どこか似ている
subulate: (葉の形が)細い披針形
sulcate: 細いみぞとかしわ
superposed: 他の上のもの
sympodial: 各茎は有限で葉か花で終わり、新しい茎はそれより下(通常は株元)から生じ植物体を広げ、その結果複数の茎が横に連なる。複茎性。仮軸分枝。
synonym: 異名
synanthous: バルブと葉と頂点の花序が一緒に作られるとき
synsepalum: 2つのセパルが合わさって1つになったもの
system: (分類)体系
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tz
/// TーZ ///
tab.: プレート、図版
taper: しだいに細くなる
taxonomy: 分類法
taxon: (複)taxa、色々なランクの分類群。
tepal: 花被。セパル(がく)とペタル(花弁)をとりまとめて、区分しないで総称的に使う
terete: ①円筒形の、断面が円形の、通常バンダ等の葉の形の記述に用いる。
terminal: ①(カトレアのように)成長の先端から生じる花のこと。②最も上の花又は茎の頂点。
terrestrial: ①地面の上又は中。②土又はそれに類するものに生育する植物。
texture: きめ、生地、(花びら)、組織
thrive: よく育つ
tom.: 第~巻
triangular: (葉の形が)三角形
trullate: (葉の形が)こて形、菱形
truncate:  (先端の形が)平らになっている
tridentate: (先端の形が)山が3つある
tuber: 太った短い地下茎
tuft,tufted: 根茎の基部から密にでている茎の群
type: The original representative of a species, genus or other taxon, upon which the distinguishing characters of the taxon are based.種、属や他の分類を代表するものとして設定された原作で、これに基づき分類群の区別的性格付けがなされる。

unciform,uncinate: カギ型の
undulate: (葉辺の形が)波形、浅く波立っている
valid name: 正式名
variety(var.): (L/varieas)、変種
vegitable: 植物の
vein: 脈、筋
vel.: or、または
velamen: ①ランの根の吸収機能のある表皮の部分②着生ランの根を取り巻く細胞の厚いスポンジ状の層。
work: 著作
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jpn
/// 日本語 ///
・アイ(目): リップの喉にでる黄色や褐色の模様のこと。
・オーバーラップ: ペタルが重なり合っている状態のこと。
・オリジナル株: 大体2つの意味で用いられます。ある蘭園独自の品種。メリクロンに対して株分けで繁殖させた株。(分株)

・花茎: 菊科のタンポポやヒガンバナ科のヒガンバナのように、先に花がついているだけで葉のついていない茎。葉のついている普通の茎と区別していう。
・花軸: 花は枝や茎の先端か枝の葉のつけねにつく。このとき、この枝が花軸で、最低2個以上の花がつくのが普通。花柄のあるなしは関係がない。
・花柄: カタバミ科のカタバミやフウロウ科のゲンノショウコの花のように、明らかな柄の部分。花柄は花が1つ、花軸は花が複数ついているもの。キク科のヒメジョオンやタンポポの頭花につく小花には柄がなく、平べったい花軸にじかについている。長い軸に柄のない花が互生すると穂状花序となり、柄のある花が互生すると総状花序になる。
・気根(きこん): 鉢のそとへ張る(伸びてくる)根のこと。
・コラム: 花の中央に位置する棒状突起の部分。蘭の生殖器官。雄しべと雌しべが集約されたところ。リップを口に例えると上あごにあたるところ。

・作落ち(株): 以前のバルブよりも新しいバルブの方が成長が悪くなった株。
・シース: 花鞘。蕾を保護している小さな葉のような部分。バルブが完成して開花に至る目安にされる。(シースなしで咲く品種もある。)
・シブリング: 同じ種の中の異なった個体同士を交配させることまたは交配させた(シブリング クロス)株のこと。
・ステム: 茎(単茎性蘭で垂直方向に伸びる茎)。花茎または花梗(本来は茎を指すが、慣用的には花茎を言う場合が多い)
・スプラッシュ: 筋花。リップの特性がペタル等に出たもの。
・スポット: 点花もしくは花に入る斑点のこと。
・セパル: 顎弁。カトレヤ、シンビジューム等多くの蘭で3片有る。蕾の状態で外側にあり、開花状態で花を正面から見て花弁(ペタル、リップ)の後ろ側に位置する。パフィオペディラムなどではセパルの2片が合体して袋状になり1片になっている。単茎性蘭茎の先端が何年にも渡って成長を続けていく蘭。(バンダ、ファレノプシス、フウラン等)
・セルフ: =SELF 同じ株の花粉を受粉させて得られた種から育てた株。

・ダブルシース: シースの中にもう一つシースが出てきた状態。
・ダブルリード: 1つのバルブから2つの新芽が出ている状態またはその株。
喉(喉部): リップの付け根に近い漏斗状の部分。

・バックバルブ: 一番新しいバルブ以外のバルブ
・バック吹き: 株分けしてリードを持たないバックバルブから新芽を出させること。
・バルブ: 偽球茎(茎の一部が肥大したもの。水分、養分の貯蔵所)。例)シンビジュームの葉の付け根の膨らんだ所、カトレヤの葉とほふく茎の間の棍棒状の部分
・複茎性蘭: 茎の先端がある時期になると成長を止め、次の成長期には新芽を株元から出して成長して茎が複数連なる蘭。(カトレヤ、デンドロビューム、エビネ等)
・覆輪花: 花の周囲を縁取るような色彩の部分。
・ベアルート: 鉢、植え込み材(コンポスト)が取り除かれて根がむき出しの状態の株(輸入の際に良く見られる)
・ペタル: 花弁。3片の花弁のうちリップを除いた2片のこと。花を正面から見て手前の3片の花弁のうち上側2片。

・満作(株): 株が健全に育ち立派な花が咲く状態の株。一作ごとに増えるバルブが以前の物より太く長く育って鉢一杯になった株
・実生苗 =SEED 交配により得られた種から育て上げた株。(親とまったく同じ花が咲くとは限らない)
・メリクロン苗: 成長点培養や組織培養といわれる増殖方法により得られた苗(株)。通常は親と同じ花が咲く。

・リゾーム: ほふく茎(複茎性蘭で横方向にはって行く茎)
・リップ: 3片の花弁のうち特殊な形に変化した1片。唇片とも言う。花を正面から見て手前の3片の花弁のうち下側の1片。
・リード: 新芽もしくは一番新しいバルブ
・リードバルブ: 一番新しいバルブ
・リーフ: 葉
・リーフスパン: 葉の先端から反対の葉の先端までの差し渡しの長さ(単茎性蘭でよく用いる)
・ルート: 根

・山採り株: 自生している株を採取したもの。
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この記事へのコメント

  • tor

    こんばんは。
    わけい様多肉植物だけでなく
    デンドロビウムも栽培されていたのですね。
    私の妻もセッコクやデンドロビウム育ててました。
    今はかなり数は減りましたが・・・
    用語が分からないと調べるのも大変ですね。
    用語集助かりますね。
    2019年09月07日 19:06
  • ポジティブオーラ

    写真を見て、あ!ランだな。と思ったぐらいで
    それ以外のことは全く思い浮かびませんでした。
    細かく分類され、多くの用語が使われている
    のですね! 知らない世界の事と言え驚きました。
    2019年09月08日 07:00
  • フラバーバ

    ランを育てるのも 大変なんですね。
    でも 蘭の細かい部分の違いや 特徴を
    心得て置けば 育てていても楽しいし 
    美しい花を咲かせることが出来るのですね。
    私には 到底できないことですが、、、、。
    2019年09月08日 11:02
  • わけい

    torさんへ
    コメントどうもありがとうございます。
    以前、世界中の原種のデンドロビウム収集・栽培・勉強に凝っていました。
    当時はデンドロビウムに関する日本の著書はほぼなく、海外の植物学者・分類学者の著書を輸入して調べました。
    デンドロビウム(原種)の記載は約2000種ですが、異名も多いため実質1250種程度のとても大きな属だと思います。
    このデンドロビウムを代表するタイプ(標本)が、Dendorobium moniliformeなのですが、なんと!これは日本原産のセキコク(セッコク)の学名なんですね。といっても、何のことだか分からないかもしれませんので、以下で補足します。
    ※種の名前(学名)は、種全体に対して名前を付けるのではなく、あくまで標本に対して名前を付けるシステムなので、種名は必ず標本と1対1で結びついているものなんです。
    そして、その標本と同じ形態のものを世間一般では「〇〇種」といっているのですね。
    標本は、「種」だけではなく「属」にも必要です。「属」の標本は必ず属に属する「種」の標本から選定されます。その結果が、デンドロビウム属の標本にセキコクの標本が指定されたということなんですね。
    動植物の名前を付けるシステムを作ったのはリンネ(Carl von Linnne)ですが、そのリンネが1753年にEpidendrum moniliformeとして最初に発表し、1799年にO.SwartzがDendorobium属に移した。それで、現在の学名はDendorobium moniliforme(L.)Sw.となっています。(L.)は命名したリンネ、外書きのSw.は属を移したシュワルツの名前が記されます。
    ※「標本」といっても、小中学生が宿題で作るような標本とは概念が全く異なります。新たな種を発表する際に、その種の特徴をその標本から調べ論文・著書などに記載するための「標本」なので、その標本は通常は博物館、研究室、植物園などの管理・保存体制がしっかりしたところで保管されます。(図もOK)
    TV番組で「新種発見!」などよくありますが、世界中でその論文・著書(最近はネットも可になった)を手に入れられる状態にならない限り、「新種」として発表されたことにはなり得ず、それが本当に新種かどうかはさらに他の種との比較研究がなされ支持されないと新種とはいえないです。(新種と発表しても、標本を比較の上で、それは過去に発表された〇〇と同じと判断され、「異名」扱いになるケースは実に多いです。この場合でも発表した人は新種と考えているはずですが、裁判や決定する機関は存在しないので、新種かどうかはあくまでも支持するかしないかの差だけです。)
    最近は規約が改正されましたが、それまでは記載文or判別文はラテン語が必須でしたので、通常は現地の人たちや発見者・探検家・趣味家などはラテン語での記述が出来ません。ですので「新種の可能性」はありますが、発見だけでは新種のレベルには遠く及ばず、そもそも記載文・判別文も無いし、有効に発表されたことにすらなっていないです。
    ※こういった世界共通の唯一のルールが無いと、世界中の趣味家や生産者や流通者などが勝手に名前を付け、その名前だけが勝手に独り歩きし、研究者が比較検討することも不可能になるというのは、園芸種の世界でよく分かりますね。したがって標本と一体になった文献は必須なのですね。
    私はセキコクが大好きなので、奥様にもよろしくお願いします。
    2019年09月08日 14:52
  • わけい

    ポジティブオーラさんへ
    コメントどうもありがとうございます。
    植物の種を記載する上で、単に「細い・尖った・赤っぽい・・・」などを著者が好き勝手に感覚で使っても、読み手側で「細い」とか「尖った」とか「赤っぽい」とはこんな感じかなと、著者とは別の解釈しては意味をなさないので、数値で表すことが出来ない形状や色などを表す言葉は、世界共通の基準が必要です。手元にある「Botanical Latin」という植物学で用いるラテン語の本には驚くほどきめ細かく書かれています。
    2019年09月08日 15:10
  • わけい

    フラバーバさんへ
    コメントどうもありがとうございます。
    過去の経験上の話ですが、デンドロビウムの原種だけを大量に栽培したことがありますが、その生育環境などの知識をいくら勉強してもそれぞれ適した条件が異なるので、これらを同じ場所において異なる栽培環境を実現するのは無理だとよく分かりました。
    やはり現地の自然の中で生育するのが一番で、それを無理やり一か所に集めて栽培しようってのが無茶な話だったんですね。
    野菜や花などの園芸品種の場合は、例えば日本の環境(病気や温度など)で育てられるように改良されていますので、それほど気を使わなくてもそれなりに育てられますが、原種は「手に取るなやはり野に置け蓮華草」なのですね。
    2019年09月08日 15:25
  • ゆの

    わけい様
    こんにちは♪
    ランの種類って凄い数あるのですね
    それに伴う用語の数にもビックリです
    私もランの仲間をいただいたことがありますが
    枯らしてしまいました・・・(涙
    花びらの形が独特ですよね
    2019年09月09日 12:36
  • わけい

    ゆのさんへ
    コメントどうもありがとうございます。
    ゆのさんがおっしゃるようにランの花びらの形は独特ですね。
    6枚の花弁があって、特徴があるので通常は「セパル3つ、ペタル2つ、リップ1つ」に分けて表現するようです。
    植物の中でも一番進化した植物が「ラン科」植物なのだそうです。
    2019年09月09日 14:02
  • てくてく

    ランに関する用語、こんなに沢山あるんですか。
    園芸植物音痴のてくてくには、脅威です。
    わけいさん、凄いですね。
    2019年09月09日 14:58
  • わけい

    てくてくさんへ
    コメントどうもありがとうございます。
    てくてくさんは、植物関係は苦手でも、他に得意な分野が沢山あるので、バランスが取れているんでしょうね。
    動植物では、鳥に詳しいですよね。脅威です。

    2019年09月09日 18:30