Wで始まるデンドロビウムの原種

Wで始まるデンドロビウム

WaveKingButterfly.jpg
Dendrobium Wave King 'Butterfly'

デンドロビウムの原種の正名とされる1232種、異名を含めて2000種以上の種について、把握できるものすべてをまとめました。
データが大きいので、種形容名の先頭文字ごとにページを分割して、リンク形式でこのブログが構成されています。
このページは、種形容語のイニシャルがWのデンドロビウムについて書いています。

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番号 種名 Dendrobium 説明
* wallichii A.Hawkes and A.H.Heller (D.peguanum Lindleyと同種。)
+ wamenae (19)に記載されていたもの。ラウェシーに似た赤い花を多数付ける。
* wangii Tso (D.hercoglossum Rchb.f.と同種。)
* warburgianum Kraenzlin (D.lawesii F.Muellerと同種。)
1199 wardianum Warner (Hawkesは、D.falconeri Hooker var. wardianum Hooker, D.album Williamsを異名としている。
デンドロビウム節の1グループに分類される。インド(アッサム)、ブータン、ミャンマー、タイ、中国南部に分布・1200-2000m。バルブは60-120cmで下垂し、節は太め。花は落葉バルブの節に2-3輪ずつつける。花は、有香、花保良好、10㎝径まで。セパルとペタルは白色で先端は紫色。リップは丸く白色で、基部は濃黄色で栗色の2つのブロッチがあり、先端は紫色。春咲。花付きよい。新芽に水を溜めないこと。強光好む。
光は2500-3500。温度は夏の昼の平均23-25℃、冬の夜の平均6-7℃。水は生育期は水分を保つが、秋の成熟後は徐々に減らす。
var. assamicum
var. candidum Veitch 白色花でリップに茶色の2つのブロッチがある。
var. giganteum
※D.falconeri、D.pendulum、D.wardianumとの関係について、Sir Joseph Hooker(1890)はD.falconeriとD.wardianumを1つの種の単なる型とした。また、(9)ではD.wardianumはD.pendulumの異名とした。これらには次のような差異があり、それぞれ別週として取り扱う方が理解しやすい。
D.falconeri  茎~枝から枝が出て細くこぶがある  ブロッチ~1つ、両側にオレンジ色
D.pendulum   茎~30-60㎝でこぶが大きく目立つ   ブロッチ~ない、基部は黄色
D.wardianum  茎~30-100㎝でこぶは少し大きい   ブロッチ~2つ、基部は黄色
1200 wardiossimum インド産、落葉タイプで、D.wardianumに似る。
* warianum Schltr. (D.sylvanum Reichb.f.と同種)
スパチュラータ節、ケーンタイプ。黄褐色の小輪花を多数着ける。希少種。
* warianum (Schlechter) J.J.Smith 最初Cadetia wariana Schlechterとして記述されたが、J.J.SmithによりDendrobiumに移された。しかしながら彼は後に、D.warianum (Schlechter) J.J.Smithは、「D.funiforme Blumeと区別するのは難しい」と述べている。そのD.funiforme Blumeは、SchlechterによりCadetia funiformis (Blume) Schlechterの異名とされている。
1201 wassellii S.T.Blake. リゾビウム節、種形容語は人名J.L.H.Wassellに因む。オーストラリアに分布。 wasellii、wasselliは誤り。葉は棒状で多肉質で直立。縦の溝がある。花茎は葉の茎部から生じ、12㎝長まで、通常は5-9㎝。花序は20㎝長まで、平均で9-12㎝、1本に40-50花、栽培で早く30花を付ける。花は通常転倒し、やや広く開き、セパルは反り、ペタルは内に曲がり交差すし、リップは下方に反る。花色は白色~クリーミーな白色で唇弁は淡黄色、基部は赤紫色の点と線が入る。花径3㎝、ペタル幅4㎜、セパル幅3㎜。草姿棒状でB.nodosa に似る。やさしい香りがある。小型種。有強香。個々の花は10-20日保つ。栽培では夏咲。板栽培がよい。夏は通風よく十分な水を、冬は乾かして、秋・春は十分な湿度が必要。最低温度10℃。
* waterhousei Carriere (D.punamense Schlechterと同種。)
1202 wattii (Hk.f.)Reichb.f. (D.cariniferum Rchb.f. var.wattii Hooker f., D.evvardii Gagnepainは異名。 Seidenfadenは、D.wattii、D.cariniferum Rchb.f.とD.williamsonii Day and Rchb.fの名前をめぐる混乱を審議した。1992年にSeidenfadenは仮説的に差異を区別した
バルブは円筒形で多肉質、30cm。葉鞘には黒毛があり。花茎は10cmで2-3輪をバルブ頂近くにつける。花径は5cm。白色でリップは黄色。D.infundibulumに似る。(冬~)春咲。バルブは25-30㎝長。1花序に2―3花。花は5㎝径。卵形-被針形のセパルとより広い被針形のペタルは白色。セパルとペタルに中央の縦の隆起はない。リップには厚いゴールデン黄色のディスクがあり側裂片には黄色い筋がある。中央裂片は側裂片より小さく、乱れた深い鋸歯状になっている。リップの表面は突起や毛はない。カルスは3つの密な低い中央の縦の隆起に分れる。
1203 wentianum J.J.Smith イリアンジャヤ(西ニューギニア)に分布。バルブは16-67㎝長で、茎は強く枝分れし下垂する。根は基部からしか出ない。花序は古い枝の頂部近くから生じる。1花序に2-3花つく。光沢のあるオレンジ色の花は1.7-2.2㎝長で、距がある。光は1500-2500。温度は年間を通じて昼の平均17-19℃、夜の平均8-11℃。水は年間を通じて水分を保つ。年間を通じて生育環境を保つ。D.lawesii に草姿や花形は似るがオレンジ一色。
1204 wenzelii Ames. フィリッピン諸島に分布。バルブは4-10㎝長。茎は細い。1花序に1度に1花。花は1㎝長。セパルとペタルは白色。裂しないリップは紫色で刻みのある先が黄色になっている。光は1800-2500。温度は年間を通じて昼の平均28-32℃、夜の平均22-24℃。水は年間を通じて水浸しにならぬように水分を保つ。年間を通じて生育環境を保つ。
* whiteanum Hunt. (D.stuartii F.M.Bail.と同種。)
1205 whitmeei Kraenzlin サモアに分布。花は硫黄っぽい黄色。光は2000-3000。温度は年間を通じて昼の平均29-30℃、夜の平均23-24℃。水は水分を保つが、水やり間は少し乾かす。
* wichersii Schlechter (現在はEpigeneium wichersii (Schlechter) Summerhayesの異名とされている。)
* wightii Balakr (D.wightii A.Hawkes and A.H.Hellerと同種。)
1206 wightii A.Hawkes and A.H.Heller (D.graminifolium Wigh not Ames or Willdenow, D.wightii Balakr)
インド南部に分布。バルブは10-20㎝長。1花序に1-6花。小さい白色の花は1.5㎝。光は3000-4000。温度は年間を通じて昼の平均25-30℃、夜の平均19-23℃。年間を通じて生育温度を保つが、水は冬はかなり減らす。
* wildianum (Rolfe ex Downie) T.Tang and F.T.Wang (現在はEria wildiana Rolfe ex Downieの異名とされている。)
. wilimsianum Schltr. (10)は、wilmsianum Schltr.の誤りと思われる。
* wilkianum Rupp. (D.mirbelianum Gaud.と同種。)
1207 williamsianum Reichb.f. フェラエナンテ節 名は人名に因む。パプアニューギニアに分布。生息地は長い乾期がある暑い乾いたサバンナ。バルブはケーンタイプで、細く、ときには長さ3mにもなる。葉は多肉質でバルブの上部につく。茎の頂部近くから花序を出し、8-15花をつける。花は、淡い藤色で、セパルとペタルは幅が広く基部に向かって紫色に染まり筋がある。リップは濃紫色、縁は淡い色で、筋がある。夏期に十分水をやり、冬は乾燥させる。6-8月咲。
1208 williamsonii Day et Rchb.f. (ときどきD.williamsoniとつづられる。Seidenfadenは、D.cariniferum Rchb.f.とD.wattii (Hooker F.) Rchb.f.とD.williamsoniiとの種についての混乱を審議した。Pradhanは、D.cariniferumとD.wattiiを異名としている。Schelpeは、D.cariniferumとD.luebbersianum Rchb.f.を異名としている。1992年にSeidenfadenは、その植物の特徴の区別を試みた。)
フォーモサエ節、種形容語は人名に因む。インド(アッサム)、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、南中国に分布。バルブは20-30cmで棍棒状。花序はバルブの上部の節から出て短く、1-2花つける。花は、7-8cm径、ろう質、花保良く2ヶ月、柑橘系の甘い香有り。リップは3裂し縁と先端は鋸歯状で毛がある。セパル・ペタルはアイボリー白色~黄色っぽい白色、リップは同色で基部にオレンジが大きく入る。D.cariniferum として紹介された写真では、ペタルがより丸みをもっていて弁質厚く艶が有る。春咲。
※D.cariniferumとD.williwmsoniiの関係について、(9)ではD.cariniferumはD.williwmsonii Day. et Reichb.f.の異名とし、後者の側セパルは「keeled on reverse(裏面に隆条がある)」と記述している。しかし、Dendrobiums(59)では両者は別種とし、後者は「lacks the keels on the sepals and ovary(セパルと子房に隆条が無い)」と記述している。
尖ったセパルとペタルは白色で、淡い黄褐色がかっていて、それはセパルの先が最も濃い。セパルの外側の中央縦隆起は、D.cariniferumのようには子房まで達していない。子房の断面は丸い。3裂のリップは黄色か、明るい赤色か赤-茶色のディスクがあり、鋸歯状で波立つ縁で、ウールのような毛が筋に沿ってある。長く曲った距は茶っぽい紫色。いくつかの花は内側が赤色が散らばる。D.luebbersianumとして知られている花は「3つのカーネーション色(淡い紅色)の斑」がリップにある。花は香りがあり長く保つ。D.cariniferumには似ておらず、子房には中央縦隆起がない。
1209 wilmsianum Schlechter ビルマ、タイに分布。バルブは5―13㎝長。花は0.8㎝長。被針形のセパルとより細いペタルは先が尖る。それらは白色で、緑色にぼける。3裂のリップは一番上にある。リップの縁に沿って不規則に深く乱れがあり、先端は広い刻みがある。光は3000-4000。温度は夏の昼の平均25-26℃、冬の夜の平均9-10℃。水は生育期は水分を保つが、秋の成熟後は徐々に減らす。
1210 wilsonii Rolfe (D.kosepangii Tso, D.kwangtungense Tso)
中国に分布。バルブは45-60㎝長。花は2.5-4㎝長。長楕円形のペタルとより細いセパルは先が丸い。裂しないリップはセパルより短い。全てのセグメントは淡いローズ色だが、リップには黄色いディスクと紫色の斑がある。コラムは黄色で紫色の斑がある。花は香りがある。光は2000-3000。温度は夏の平均30-31℃、冬の夜の平均4-6℃。水は生育期は水分を保つが、秋の成熟後は徐々に減らす。
1211 wisselense Cribb 1981 ラトゥーレア節のjohnsoniaeグループ。ニューギニアに分布。クリーム色の小花を沢山付ける。希少種。光は1500-2500。温度は年間を通じて昼の平均23-26。夜の平均16-18℃。水は水分を保ち、水やり間は少し乾いても良い。通風は極めて重要。年間を通じて生育環境を保つ。
. wisseleuse (wisselenseの誤り)
* wollastonii Ridley (ときどきD.woolastoniiとつづられる。D.eximium Schlechterと同種。)
1212 wolterianum Schlechter ニューギニアに分布。ローズ-赤色の花は1㎝径。セパルはペタルより小さく卵形で先が尖るが、楕円形のペタルは縁に沿って細かい鋸歯状になっている。尖ったリップは先が毛があるか鋸歯状になっている。
1213 woluense J.J.Smith (おそらく名前は、Mt.Woloeに因んでD.woloenseとつづられるべきだが、原著の記述のつづりはD.woluenseであった。)
モルッカ諸島に分布。バルブは60㎝長。1花序に3花。花は3㎝長。丸いセパルとペタルは赤色。花は、立った卵形-楕円形の後セパル、いくらか三角形の側セパル、長楕円形-楕円形で縁が乱れているペタルをもつ。白色のリップは反り前方の縁に沿ってフリンジになっている。光は2000-3000。温度は年間を通じて昼の平均16-20℃、夜の平均12-14℃。年間を通じて生育環境を保つ。年間を通じて水分を保つが、水やり間は少し乾いても良い。
1214 womersleyi T.M.Reeve パプアニューギニアに分布。バルブは10-122㎝長。花はオレンジ黄色。光は2000-3000。温度は年間を通じて昼の平均22-24℃、夜の平均12-14℃。水は水分を保ち、完全には乾かさない、冬はやや少な目に。
* woodfordianum (Maid.) Schltr. (D.gouldii Reichb.f.と同種。)
1215 woodsii Cribb (D.fantasticum sensu (=as used by) P.Taylor & J.J.Wood non L.O.Williams)
ラトゥーレア節のaberransグループ。パプアニューギニアに分布。光は3000-4000。温度は年間を通じて昼の平均20-24℃、夜の平均15-16℃。水は春から早秋は水やり間は少し乾かし、晩秋には徐々に減らす。
1216 wulaiense Howcroft スパチュラータ節、ニューブリテンに分布。セパル・ペタルは白、リップは白地に紫色の筋が入る。長い花茎にたくさん咲き見事。

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