
Windows10の大型アップデート20H2をしました。
1 アップデートには2つのタイプがある
Windows10のアップデートとひとくくりにして使いますが、2つの大きな意味の違いがあります。
その違いはWindows10の「通常アップデート」と「大型アップデート」
① 通常アップデート=品質更新プログラム 毎月1回(緊急時は随時)実施、不具合の修正・セキュリティ問題解消
② 大型アップデート=機能更新プログラム 年2回実施、機能強化・大幅改善
② 大型アップデート=機能更新プログラム 年2回実施、機能強化・大幅改善
ここで取り上げたいのは、②の大型アップデート(機能強化プログラム)です。
次の項目で、過去の大型アップデートの歴史を振り返ってみましょう。
2 大型アップデートの歴史
Windows10が登場したのは、2015年7月です。
これを起点にした過去の大型アップデートは・・・
(通し番号、公開年月、アップデート名、バージョン名の順)
① 2015/07 Windows10 登場 バージョン 1507
② 2015/11 ノベンバーアップデート バージョン 1511
③ 2016/08 アニバーサリーアップデート バージョン 1607
④ 2017/04 クリエーターズアップデート バージョン 1703
⑤ 2017/10 フォールクリエーターズアップデート バージョン 1709
② 2015/11 ノベンバーアップデート バージョン 1511
③ 2016/08 アニバーサリーアップデート バージョン 1607
④ 2017/04 クリエーターズアップデート バージョン 1703
⑤ 2017/10 フォールクリエーターズアップデート バージョン 1709
⑥ 2018/04 エイプリル2018アップデート バージョン 1803
⑦ 2018/11 オクトーバー2018アップデート バージョン 1809
⑧ 2019/05 メイ2019アップデート バージョン 1903
⑨ 2019/11 ノベンバー2019アップデート バージョン 1909
⑩ 2020/05 メイ2020アップデート バージョン 2004
⑦ 2018/11 オクトーバー2018アップデート バージョン 1809
⑧ 2019/05 メイ2019アップデート バージョン 1903
⑨ 2019/11 ノベンバー2019アップデート バージョン 1909
⑩ 2020/05 メイ2020アップデート バージョン 2004
⑪ 2020/09 20H2アップデート バージョン 2009
⑪からアップデート名が大きく変わりましたね。
本来なら、オクトーバー2020アップデートになると思われていたら、20H2バージョンアップになりました。
※おそらく、⑩のメイ2020アップデートを20H1と表現することがあるかもしれません。

3 サポート終了日に注意
バージョンによって、サポート終了日が設定されています。
バージョン」2004(20H1相当) サポート終了日2021/12/14
バージョン1909 サポート終了日2021/05/11
バージョン1903 サポートはすでに終了(2020/12/08)→20H2に要更新
バージョン1809 サポートはすでに終了(2020/11/10)→20H2に要更新
バージョン1803以前はすでに終了→20H2に要更新
となっていますので、バージョン1903以前のものはすべて20H2の大型アップデートすることでサポート対応可能になります。バージョン1909 サポート終了日2021/05/11
バージョン1903 サポートはすでに終了(2020/12/08)→20H2に要更新
バージョン1809 サポートはすでに終了(2020/11/10)→20H2に要更新
バージョン1803以前はすでに終了→20H2に要更新
4 今回の大型アップデートは短時間で出来たけど・・・
私は数日前に2004から20H2に大型アップデートをしたのですが、とても短時間に完了しました。
今までには考えられなかったことです。
実は、2004の通常アップデートの中には20H2用の品質アップデートプログラムが含まれていて、それを段階的に行ってきたとのことです。
といっても、20H2の新機能部分は、インストールしたプログラムに含まれているものの発動しないよう抑制機能が施されていたようです。
2020年10月の通常アップデートには、20H2の最終段階のものが含まれていました。
どうも、通常アップデートにしては所要時間が長いと感じていたのは、このせいだったんですね。といっても、20H2の新機能部分は、インストールしたプログラムに含まれているものの発動しないよう抑制機能が施されていたようです。
2020年10月の通常アップデートには、20H2の最終段階のものが含まれていました。
そういった事情で、バージョン20H2の機能更新プログラムは、既にインストるされていたが抑制されていた20H2の新機能を有効化することによって短時間で大型アップデートが完了するという仕組みだったんですね。
このような短時間の大型アップデート完了機能は、バージョン2004より前のバージョンにはなく、今まで通り時間のかかる大型アップデートになると思います。
5 大型アップデートじっくり待ってから
大型アップデートは公開してすぐにインストールすることはありません。
公開直後に無理してアップデートする方法もありますが、それはよほどの事情がない限りしない方がいいです。公開直後のプログラムには多くの不具合が含まれていて、そういったことを修正して安全性を確認してから、パソコンに大型アップデートの準備ができた旨が表示されるため、通常は公開されてから数か月かかってようやくインストールできる状態になります。
しかし、インストールできる状態になってもすぐにせずに、不具合が発生していないかをネットで確認することが重要。
使っている機種の環境では大丈夫そうだと確認出来てからにするのが賢明だと思います。
この記事へのコメント
サヤ侍
わけい
コメントどうもありがとうございます。
PCを買い換えたんですね。これはおめでとうございます。
今時、8.1を使っている人はいないのではと書こうかと思いましたが、やめといてよかったです。まさか、サヤ侍さんが使っていたとは驚きました。
そのWindows8.1は不便じゃなかったですか?
私が以前に8.1を使っていた時は、トラブル続出で、そのせいで1つで十分なはずのアカウントが3つになって現在に至っています。
困っていたところに10が登場し、しかも無料でバージョンアップできたのですぐにしました。
結果、不便さが解消されました。
あの8.0や8.1は最悪のOSだった気がします。
半年前のデータですが、8.1より7の方が圧倒的に使用割合が高いという点にも表れています。※10が6割、サポートが終わった7が2.3割、macが0.65割、サポートが続いている8.1が0.3割、(以下略)・・・です。
でもサヤ侍さんが今まで使っていたということは、おそらくその後のアップデートで8.1も改善されていたのだとは思いますが・・・
サヤ侍さんがWindows10で快適なPCライフを満喫されることを心よりお祈り申し上げます。